Windows環境での開発用の、シンプルなコードジェネレータ
「ぺたこーだ」を公開します。フリーウェアです。
コード・ジェネレータとは
単純なデザインパターンやソースのヘッダなどのように
いつも同じような書き方をするコードについて、
あらかじめ雛形を用意しておいて、毎回タイピングすることなく
自動でコードを生成できるようにするコーディング支援ツールです。
『達人プログラマー―システム開発の職人から名匠への道』でいうところの
「消極的なコード・ジェネレータ」にあたるものです。
木工職人が同じものを何度も繰り返して作成する場合、ちょっとした工夫をします。彼らはジグ、すなわち型枠を作るのです。いったん正しいジグができれば、何度でも同じものを作ることができるというわけです。ジグは複雑さを無くし、失敗する確率を減らし、職人が品質以外の部分に気を配れるようにしてくれるのです。 (中略)木工職人がジグを使って時間を節約したように、プログラマーもコード・ジェネレータを作って時間を節約することができます。
使い方と画面イメージ
あらかじめ雛形をテキストファイルで作成して配置すると
そのファイル名のボタンが画面に表示されます。
クリップボードに変換元の文字列をコピーした状態で
ボタンをクリック(またはショートカットキーを押下)すると
クリップボードの内容が生成されたコードで置き換えられます。
以下のような感じで操作すると、キーボードから手を離すことなく
軽やかにコーディングできるかと思います。
エディタから、変換元の文字列をCtrl+Cでコピー
↓
Alt+Tabで「ぺたこーだ」ウィンドウを表示
↓
対象のボタンのショートカットキーを押下
(追加入力情報があれば入力してEnter押下)
↓
Alt+Tabでエディタを表示
↓
Ctrl+Vでエディタへコードを貼り付け
右クリックメニューから、横長表示への切り替えが可能です。
特徴
特徴はあんまりないですが、しいて挙げれば以下です。
・テンプレート登録数に制限なし
・各テンプレートに任意のショートカットキーを割り当て可能
・大文字⇔小文字、スネークケース⇔パスカルケース等の変換に対応
・USBメモリ等に入れて持ち運びも可能
動作環境
Windows 7 / 8 で実行可能です。
.NET Framework 4.0 が入っていなければインストールする必要があります。
(Client Profile可)
ダウンロード
以下からどうぞ。
PetaCoder.zip (2014.09.23更新 Ver.1.0.2.0)
その他、詳しい使い方は同梱のreadme.txtを参照してください。